こんにちは。
単純そうに見えて複雑。
只野です。
初めに
当記事は日々の仕事の振り返りです。参考になるかはわかりません。
物流系の基幹システムを構築していればその会社が対応可能な「配送エリア」の管理をシステムでできるようにしたいという要件はほぼ出ると考えます。
ただこれ結構難しいです。47都道府県で区切れば47個できるできないの入力をしてもらえば済むのでシンプルですが、会社により管理したい細かさは当然変わります。
細かくなればなるほど管理する方法や入力方法が複雑になるので極力かかわりたくない部分でもあります←
私複雑な話嫌いなんですよね。なんでシステムエンジニアやっているんだというお話ですが。
はい。話を戻します。まずはどの単位で配送エリアを管理するかというお話になります。
こちらが聞く点としては最初に住所関連の管理で顧客の要件に合う内容をまずは探します。
- 都道府県単位
- 市区町村単位
- 番地単位
- 郵便番号単位
などと住所で管理したい分類をお聞きします。「番地単位」とかデータのメンテナンスで魂抜けるレベルだと思います。
「市区町村」と「郵便番号」はほぼほぼ一緒だと考えます。これでも約12万ほどデータのメンテナンスが必要になります。脳が溶けるかもしれませんね。
この単位はデータをメンテナンスしてもらう規模を顧客に伝えるとよいかと考えます。
伝えないと「最小単位の「番地単位」単位にします!キリッ」とか進めていざ顧客に使ってもらったら「入力できるわけないだろ!」目に見えます。
顧客から話を聞きこの時はこうこの時はなどと決まり切っていない場合もあります。その場合は都道府県~番地まで各ポイントで入力できるデータ管理すれば柔軟な対応ができ良いと考えます。基本は当案で進めれば住所周りは大丈夫かなと考えます。
優先順位で
- 番地
- 市区町村
- 都道府県
のように最小単位から配送エリアデータを見るようにすれば、大丈夫でしょう。こうすれば細かい設定もできますし便利です。
次に配送エリアの管理は会社単位なのか、子会社や営業所単位なのかというところです。
ここは結構重要です。情報を付与する内容が大きく変わります。ここは今後、会社が分社化しても大丈夫なように子会社単位で要件を進めれば大丈夫だと考えます。
1社しかなくてもまずは「本社」で一律設定すればよいだけです。これで大枠の要件は聞けるかと考えます。
後は補足情報系をお聞きます。今まで以下のような補足情報はお聞きしたことがあります。
- 配送可能曜日の管理
- 配送可能時間の管理
- 配送エリア毎の送料管理
- 配送時に利用できるサービス管理
- 配送で利用する業者管理
- 会社で運営している業務毎に管理
結構細かい内容です。データ管理すると大変そうです。DB設計は「配送エリア」と「配送エリア補足」の訳で設計したほうが何かとよさそうです。
補足情報系は顧客の業務をこちらで理解し提案できるとよいですね。システムエンジニアは情報を扱う職業だけあり、幅広い知識が求められるとつくづく実感します。
本日はこの辺で