こんにちは。
できることは自分で。
只野です。
はい。「車でも買おうかな。」とか思うじゃないですか。そんで新車は高いから中古車買いに行くじゃないですか。そんで中古車買うとですね。車屋さんに必要な書類言われる訳ですよ。
「車庫証明と印鑑証明と委任状をください。」と、その場はどの書類も持っていないので、「はい。わかりました。」と帰るわけです。そもそも各書類の意味は何ぞやって話です。
- 車庫証明
Wikipediaから引用
自動車を登録する場合、使用の本拠とする場所から直線距離で2 km 以内に自動車の「保管場所」を確保しなければならない。この「保管場所の確保を証する書面」を俗に「車庫証明」と呼ぶ。
- 印鑑証明
Wikipediaから引用
印鑑登録(いんかんとうろく)とは、印鑑(登録された印章)により個人及び法人を証明する(本人が当該印章を相違なく所有すると証明する)制度である。
- 委任状
車の場合はナンバーの取得やその他、陸運局に申請するべき内容を車屋さんに委任しました。となります。これに印鑑登録された印鑑を押した委任状と印鑑証明が必要となります。
なんだかめんどくさい。とか最初は思いますよね。印鑑登録ってなんだよ印鑑登録って!そしてどの書類も申請して取得する系なので取得に時間が掛かります。各書類は大体下記の取得時間が掛かります。
- 車庫証明
最短4日 - 印鑑証明
数時間 - 委任状
数秒
これから中古車買いに行く方はまずは役所へ「印鑑登録」してから「印鑑証明」を貰ってください。これは申請書類が1枚だけなので、そこまで難しくありません。役所の人に聞けばきっと書き方も教えてくれるでしょう。印鑑登録に必要な印鑑の種類は何が使えるの?と思うでしょう。シャチハタ(インク内蔵型のはんこ)以外であれば100円ショップに売っているものも登録できますが!悪用されるリスクも考えはんこ屋さんで作ってもらう事をお勧めします。ちなみにはんこ屋さんで作ると5000円ぐらいは掛かります。。。
はい。問題は「車庫証明」です。これがまためんどくさい。記載する書類も多い上に駐車場が自分の土地でない場合、土地の所有者に「保管場所使用承諾証明書」という書類を記載してもらう必要があります。主に賃貸物件の場合に大家さんに記載してもらいます。最終的に作成した書類を自身の管轄地域の警察署へ行き申請します。
はい。それでは大体どんなものイメージがついたところで、今回は賃貸物件で土地所有者が自分でない場合の車庫証明の取り方を記載いたします。
車庫証明取得の流れ
車庫証明を取得する場合は以下の流れをお勧めします。
- 1:申請書類の取得
- 2:申請書類の作成
- 3:警察署へ申請
- 4:警察署へ車庫証明を取りに行く
警察署へ行きその場で書くこともできるのですが、駐車場が自分の土地でない場合、「保管場所使用承諾証明書」を大家さんに記載してもらわないといけないので、警察署へ書類の取得、申請、発行された車庫証明を取りに行くのを含め最高で3回は行かなくてはなりません。
警察署へ何度も足を運ぶのは面倒ですよね。なるべく行く回数を減らしたいところです。土地が自身の土地でない場合でも、申請書類はWEBからダウンロードできるので、わざわざ警察署へ行かなくても取得することができます。失敗した時何回でも書き直せますしね。住んでいる地域によりフォーマットが違うかもしれないので、WEB検索で自身が住んでいる地域で必要な車庫証明申請書類を取得してください。別途プリンターが自宅に必要になりますが。。。ここで一手間は減らせます。
家にパソコンがありプリンターがある方ならば警察署ヘは2回足を運べばよいことになります。必要な書類は下記の4点、合計6枚必要となります。
- 1:自動車保管場所証明申請書(2枚 内1枚写し)
- 2:保管場所標章交付申請書(2枚 内1枚写し)
- 3:保管場所の所在図・配置図(1枚)
- 4:警保管場所使用承諾証明書(1枚)
車庫証明申請書の作成
はい。それでは車庫証明の申請書を作成していきましょう。WEBからダウンロードできる場合にPDFかEXCELを選べる場合はEXCELをお勧めします。
車庫証明の書類は手書きである必要がありません。自宅にPCがある場合は手書きより圧倒的に楽です。申請書類の「1:自動車保管場所証明申請書」、「2:保管場所標章交付申請書」はほぼ同じ内容です。これを手書きだと4回やらなければなりませんが、PCならば1回書けば後はほぼコピーで終わります。「3:保管場所の所在図・配置図」も図を描くのですが、手書きだと大変ですがEXCELなら図を描くのも楽です。記載方法もついてくるので、見ながら書けば大丈夫です。
それでは記載例です。私の地域の申請書類サンプルですので、ご参考程度にお願いいたします。
主に黄色背景の箇所を記載します。黄色背景は私が色付けしていますので、実際にはついていません。項目は全部で11項目記載することになります。
- 1:車名
買った車のメーカー名を記載しておけば大丈夫です。 - 2:型式
自身が購入した車の型式です。車を購入した車屋さんから情報を貰えます。 - 3:型番
型式同様、車を購入した車屋さんから情報を貰えます。 - 4:自動車の大きさ
型式同様、車を購入した車屋さんから情報を貰えます。 - 5:自動車の使用の本拠の位置
自身が住んでいる家の住所です。 - 6:自動車の保管場所の位置
自身が借りた駐車場の住所です。 - 7:警察署名
自身が車庫証明を申請する管轄地域の警察署名です。 - 8:申請者
自身の住所、氏名、連絡先を記載します。申請日は警察署へ申請する日を記載してください。 - 9:申請区分
自身が該当する箇所を〇で囲みます。新規申請の場合は新規を囲みます。 - 10:申請区分
自身が該当する箇所を〇で囲みます。土地が自分の土地でない場合、自己単独所有。その他を囲みます。 - 11:連絡先
日中連絡ができる連絡先です。主に携帯電話番号になります。
「1:自動車保管場所証明申請書」と記載箇所はほぼ一緒。
て、手抜きじゃないんだからね!
これはフリーフォーマットなので、センスが求められます。基本的には自宅までの簡単な地図を直線ベースで記載して後は曲がり角などに目立つポイントを記載していく形で大丈夫です。
駐車場の地図に記載してある大きさは正確なサイズでなくても大丈夫です。私は目測で記載して大丈夫でした。地図を書くポイントは自身が止める駐車場の車庫サイズ、出入口、出入口に隣接する道路のサイズです。これが自身が申請した車のサイズとあっていない場合は認められないのでしょう。縦5mある車を縦4mしかない駐車場には当然止められませんからね。自身が購入する車のサイズと車庫があっているか改めて確認できます。
黄色背景の箇所を自身で記載します。赤背景の箇所を駐車場の土地所有者の方に記載してもらってください。
- 1:保管場所の位置
自身が借りた駐車場の住所を記載します。 - 2:使用者
自身の住所、氏名、連絡先を記載します。 - 3:使用期間
駐車場を借りた日から利用終了日を記載します。 - 4:承諾者
駐車場を借りた土地の所有者の方に記載してもらいます。
ここの記載で一番注意してほしいのが「3:使用期間」です。
ここの利用開始日が現在日から2週間先だと警察署で受け付けてもらえません。
管轄地域によるのかもしれませんが、私の地域ですと現在日から1週間先までしか受け付けてもらえませんでした。
何を隠そう私は駐車場は事前に借りていたのですが、車が来るのがまだ先だから利用開始日を現在日から2週間先となる日付を記載して受け付けてもらえず、日付を修正して再度警察署に行く羽目になりました。ちくしょう。警察は日付が現在日より未来の場合、調査へ行き車庫証明を発行してくれません。
駐車場を事前に借りている場合、利用開始日は基本、書類を提出する日が記載されていれば大丈夫です。そうすれば翌日以降に警察官が駐車場の確認へ行き、早ければ申請から3日後に車庫証明を受け取ることができます。
ちなみに車庫証明は申請するのに2600円掛かりますので、電子マネー時代の今ですが現金は忘れずにもっていきましょう。受け取りも郵送とかしてくれないので、警察署へ直接受け取りに行かなくてはなりません。しかも平日限定です。。。
はい。以上で車庫証明の申請手順は終了です。やってみればできるものです。
本日はこの辺で